口の中の細菌が糖を分解

口の中をのぞいてみると、構造的には一番外の部分、白いエナメル質の部分が見えます。
このエナメル質は、非常に硬く硬度計ではかると(ダイアモンドを10として)7の硬さ(大体水晶と同じくらい)があり、これにより、食べ物をかみ砕く事が出来ます。
外から見える部分では、エナメル質の下は、象牙質で、その中に髄があります。
下の部分は、中心が髄でその周りが象牙質で、さらに外にセメント質があります。
セメント質の役割は、線維性の結合組織に結び付いて、しっかりと物がかみ砕ける強さを与えています。
まんなかの髄のなかには、髄腔があり、その中には神経が通っています。
もし、エナメル質が酸に何度もさらされると、表面が溶けてゆく場合があります。
口の中を食べ物が通過するときに口の中の細菌が糖を分解して、酸を作るからです。
この状態は、全人類に多いのですが、まだ、表面の石灰化が、完全にできていない子供と、根の部分がこわされている高齢者に多く見られます。
口の中が酸性になってすぐは、表面が溶かされ始めますが、口の中が食後30分くらいでアルカリ性になり、最初は、元の状態が続きます。
しかし、糖質を摂る回数や量が増えると、表面は溶けだしたまま元の状態に戻りません。これがう蝕と呼ばれます。
さらに、う蝕が、ながくつづくと、髄まで、刺激が届くようになり、痛みを覚えるようになります。
このような状態にならないように、口の中の衛生に気をつけたいものですね。

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